フランスの結婚式と日本の結婚式の違いについて

みなさま、こんにちは。tommyです。

友人の結婚式に呼ばれた!どんなワンピース着ていこう?ヘアセットも予約しなきゃ、お祝儀の準備も。。。

お呼ばれするといろいろと準備や正直、お金もかかりますよね。

フランスの結婚式はこれらの心配は不要!なんです。

実際にフランスで結婚式に参加したことのある私の体験談も含めて、日本とフランスの結婚式の違いをお伝えします!

挙式は基本的に土曜日、市役所でする

友人の結婚式にて、市長さんの話を聞く二人

日本で結婚式といえば専門の結婚式場や、ホテル、ゲストハウス、神前式なら神社でしますよね。

フランス場合、基本的には市役所で行うことが多いんです。市役所??と思われたあなた。

ちゃんと市役所内に専用の部屋があって、(赤い絨毯に木目調で重厚感がある感じ)新郎側、新婦側で参列者は分かれて座ります。

まず市長さんが結婚する二人の名前や、出身などの詳細を伝えます。

そして市長さんが結婚に関しての書類を読み上げて新郎新婦は誓いを立て、結婚証明書にサインをして二人は晴れて夫婦となります。(この市長さんの役割は日本でいう牧師さんですね)

時間にして30分程度。

フランスは基本的に日曜日は休みのところが多いので、土曜日の式が多いです。

施設を貸し切って新郎新婦手作りの披露宴

とあるパリの土曜日、式が終わってパーティー会場へ向かう花嫁

日本では式をした後にそのまま提携先のホテルや会場で披露宴を行うことがほとんどですよね。

フランスでは、地元の催事場や簡易宿泊施設を貸し切ったり、もしくは自宅を披露宴会場として使うこともあります。

フランス人いわく参加者の人数に関係なく、一律料金で借りることができるので非常にお得だとか。

会場内の装飾、フラワーやバルーン、テーブルクロスなどは前日に新郎新婦や親族で飾り付けます。

料理はケータリングで準備し、ケーキは行きつけや評判のよいパティスリーで注文して配達してもらいます。

手作り感満載、手間はかかりますが二人のオリジナリティも出せるし、費用も抑えることができて一石二鳥のシステムだと思いませんか??

朝まで続くダンスパーティー

正直、式よりこっちのダンスパーティーのほうがメインなのかもしれません。

フランス人はとにかく踊ることが大好き!!

式が終わり、披露宴が終わると、日本で言う二次会がスタートするのですがこれが長い。。

朝まで続くのが当たりまえ、昼ごろまで続くこともあるというから大変です。

私も参加したことがあるのですが、深夜2時頃に眠気のピークがやってきて途中退場しました。。。

式には誰でも参加できる

これ、驚きですよね。実際私がフランスで参加した式も、実は2日前に帰国売りで知り合った日本人男性とフランス人女性の結婚式だったんです。

※帰国売りとは、帰国する前に自分の不用品を在住者に売ること。フランスでは頻繁に行われています。

日本にいる時にブライダルの仕事をしていた私。この帰国売りで出会った日本人男性が2日後の結婚式をする聞き、いろいろと話しを聞いていたところ、よかったらおいでよ、と呼んでくれたんです!

こんな知り合ったばかりの私が参加させてもらっていいの??と思ったのですが、フランスでは普通だそうで。

基本はもちろん親族、親しい友人ですが、二人が招待しようと思う人なら誰でも参加できるんですって。

なんて自由な国なんだと思いましたねw

お祝儀は必要なし、そのかわりにリスト・ド・マリアージュ

日本では1回3万円をお祝儀として持参しますよね。フランスにはこれ、ありません。

そのかわり、式が終わると係の人が集金箱?みたいなものを持ってまわるのでそこに入れます。

ただ金額は自由。それこそ1€という人もいれば5€札、20€札、さまざま。

お祝儀のかわりに、フランスではリスト・ド・マリアージュという慣習があります。新郎新婦が事前に専門店で自分たちが欲しいものをリストアップし、参加者がその中からプレゼントしたいものを選んで金額を払うというもの。

メリットとしては、お祝いがかぶらない、二人の本当に欲しいものが手に入る、というなんとも合理的なシステム。

日本でも導入されたらいいなと思います!!

服装は比較的自由

集合写真!市役所の階段にて。

日本では新婦より目立っては駄目、肌の露出も抑えめ、黒かベージュかネイビーなどの地味めでとか規則がありますがフランスではみんな自由に着ています。

女性は華やかなドレスを着ている人も多く、男性はスーツの人もいればシャツにデニムなどのラフな格好の人も多いです。

私達日本人が参加することになったら、着物を着ていってはいかがでしょうか?

新郎新婦はもちろん、その他の参加者にもきっと喜ばれると思います。

 

まとめ

いかがでしたか?

フランスの結婚式は日本と違うところが多く、印象としては

新郎新婦や親族で手作りで招待客をもてなし、和やかな雰囲気の中で行われ、最終的には参加者全員が楽しめる

といったところでしょうか。

是非、フランスで結婚式に参加する機会があったり、土曜日に街を歩いていてドレス姿の花嫁さんを見かけたら全力で祝福し、ご自身も楽しんでみてください☆