みなさま、こんにちは。tommyです。
パリといえば華の都!芸術のような街並みに、お人形さんのようなパリジェンヌたち。
次の長期休暇はパリに行ってみたい!と思っているそこのあなた!!
実はパリってスリだらけって知っていましたか?メトロの中はもちろん、美術館やエッフェル塔などの有名観光地付近でも被害は続出しているのです。その被害者の多くが日本人という悲しい事実。。
現地に住んでいた私が実際に遭遇したスリ現場のこと、よくある手口、被害に合わない為にはどうすればいいかをお伝えします!
iphoneひったくり事件に遭遇
それは平日の真っ昼間、メトロの中で起こりました。
乗客の降車が終わり、ドアが閉まる直前。
「Oh mince!!(なんてこと!)」
一人の男が、ドア付近に立っていたフランス人マダムのiphoneを奪い取り、走り去っていったのです!!
マダムが声をあげた瞬間に無情にもドアは閉まり、電車は動き出してしまいました。
うなだれるマダム。
あーあ、またか、という乗客の視線。
私の目の前で起こったこの事件はわずか0.5秒ほどの短い時間でした。
そう、これがパリの日常なのです。
スリがいる場所
メトロ
これは有名、メトロでのスリ遭遇率はめちゃめちゃ高いです。
ドア付近でiphoneをいじっていたり、友人と話し込んでカバンのチャック開けっ放しにしているとすぐターゲットとしてみなされます。
私の友人は、コートのポケットにいれていたiphoneを知らない間に盗られていたそうです。。スリ達はiphoneを盗んで転売してお金を稼いでいるそうです。
エッフェル塔、凱旋門、美術館(署名)
こうゆう観光地には、世界各地から観光客が訪れます。
ということは、スリにとって格好の狙い場!!
わ~~エッフェル塔だ~、わ~~凱旋門だ~~パシャパシャ(写真)
写真をとっている間に寄ってきますよ!
数人のグループで首から何やらボードをぶら下げて署名を求めてくる少年少女がいたら、絶対に応じないでください。
「こんにちは」とか「ニイハオ」とか声をかけてきます。
ATM
パリの街中ではいたるところにATMの機械があり、日本の銀行からユーロを引き出すことができます。
しかし!現金を引き出しているその背後、注意してください。
スリが狙っていますよ~
彼らはATM付近にいて、これから引き出そうとしている人たちを少し離れた場所から物色しているのです。
基本的には銀行の中に設置してあるATMを使うようにしたいところですが、やむを得ず使う場合は、
まわりをキョロキョロ見て警戒していることをアピールしたり、誰か付き添いを頼むといいでしょう。
レストラン、カフェ
みなさんはレストランやカフェに入った時、カバンや携帯をどこに置きますか?
カバンは椅子にかける、携帯はテーブルの上、と答えた方は注意が必要です!
食事や休憩をする時間は気が緩みがちなので、ついつい自分の荷物に無頓着になりがちです。
が、しかし!そんな姿もスリは外からみていますよ~
私の友人はカフェで友達と休憩中、携帯を机の上に出していました。
すると、男女のカップルから声をかけられ、大きめの地図を机の上に広げてここの場所を知りたいと尋ねられました。
親切な彼女は一生懸命フランス語で答え、カップルもありがとう!と去った後。
あれ?私の携帯がない!!
そうです。地図を広げて手元を隠し、一人が気をひいている隙にもう一人が盗むという手法です。
彼女の携帯がもどってくることはありませんでした。
被害に合わないためにできること
バッグななめがけ・・・荷物は常に自分の目の前に、チャック付きのカバンでかつ、ななめがけにしましょう。メトロの中や人混みにいる時はチャックを必ず自分の体のほうに向け、押さえておきましょう。
現金は必要最低限・・・日本は現金支払いがまだまだ主流ですが、ヨーロッパはカード社会。大量のユーロ札でお財布パンパンなんてことがないようにしましょう。狙ってください、といっているのと同じです!フランス人達は平均20ユーロくらいしか持ち歩かないそうです。
現地の人たちにとけ込む・・・パリに住んでいると、一発で日本人観光客がわかります。ブランド物のバッグを持ち、地図を大きく広げて、ニコニコしているのが特徴です。シンプルな服装でいかにも在住者のような顔で颯爽と歩いてください。(私は颯爽と歩きすぎて、物乞いの人のお金入れを蹴ってしまったことがあります。。ゴメンナサイ)
声をかけられても無視する・・・親切な日本人は笑顔で対応しがちですが、そこは心を鬼にしてください。
人気のないところ、夜遅くは出歩かない・・・これはどこに行っても同じですね。
それでも被害にあってしまったら?
まずはカード会社に連絡!使用を止める
まずは落ち着きましょう。そこで焦ってもしかたありません。
クレジットカード、キャッシングカード会社の電話番号がわかればすぐに連絡して使用をストップしてください。
カードの不正使用を防げます。
私は財布とは別に、各カード会社の連絡先、連絡方法を記入したメモを持ち歩いていました。
警察署に届け出る
これはすぐに行く必要はありません。まずはカード会社に連絡して落ち着いた後で大丈夫です。
フランス語が得意な方はそのまま直接近くの警察署に飛び込めばいいのですが、苦手、もしくは全然話せないという方は、事前に”被害届作成依頼書記入用紙”に必要事項を記入してから行きましょう。
こちらの用紙は、在フランス日本国大使館のHPからダウンロードできます。
失くしたものは戻ってこない
基本的に、海外で失くしたものはほぼ戻ってこないと考えましょう。
日本のように落とし物として親切に届けてくれる人は少ないのです。。。
保険金はもどってくる
海外旅行保険に入っていれば、一部保険金が戻ってきます。(PASMOの再発行手数料とか。保険の種類によって異なる)
ただし現金は対象外。
特に現金をスられた場合、泣き寝入りするしかありません。警察に届けても、それは被害届という”報告”であって警察が現金を取り戻してくれるわけではないのです。
じゃあ被害届を出す意味ある?と思われたかもしれませんが、保険金請求の際に被害届を出していると証明になりますし、パリ警察にとっても治安強化に繋がります。自分にとっても、社会にとっても意味はあるので落ち着いてからきちんと届け出ましょう。
まとめ
いかがでしたか?日本ではなかなか遭遇しないですが、パリではこれが日常なんです。
せっかくの楽しい旅行、滞在がスリのせいで台無しにされてしまってはもったいないですよね。
常に気を張っていると楽しめなくなってしまいますが、
①貴重品はチャック付きのカバンに入れて肌身離さない
②多額の現金は持ち歩かない
③話しかけられたら警戒する
この3点は最低限守るように心がけましょう!
楽しい滞在になりますように!!!
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