みなさま、こんにちは。tommyです。
私はフランスのトゥール、という地方都市(パリからTGVで1時間半ほど)に3ヶ月間ホームステイし、
Tours Langueという語学学校に通っていました。
実際に私がいたクラスの生徒さんの国籍や人数、日本人が多いことのメリット・デメリット両方にお伝えします!
日本人はほとんどが初級レベル
クラス分け
初日は簡単な筆記試験と先生による口頭試験がありました。
筆記試験は、動詞の活用や文章の間違い探しなど。
口頭試験では、いつフランスに到着したの?とか、いつからフランス語勉強してる?などごくごく簡単な質問。
その結果によってクラス分けされます。
日本人はほとんどがA1、A2、大学生でフランス語専攻しててちょっと話せるよ~って人はB1、ヨーロッパ系の生徒はB1.B2にたくさんいました。
※補足 A1、A2=初級、B1=初中級、B2=中級、C1=上級、C2=ネイティブ級
ちなみに私はA2でした。
アジア人は同じクラスに固まりやすい
トップ画像を参照ください、私がいたクラスのメンバーです。
つまり。クラスメイトのほとんどが日本人なのです。
そして次に多いのが韓国人。
私のクラスは日本人4人、韓国人3人、スイス人1人、スペイン人1人、トルコ人1人の計10人でした。
こうやって見ると半数がアジアですねww
日本人が多いことのメリット
いろいろ教えてくれる
到着して1週間ほどは、右も左もわからず。ホストファミリーもフランス語オンリーでわからず。
そんな時頼りになるのは、やはり日本人。
私のクラスには、私より1ヶ月前に到着した日本人女性がいて、彼女にいろいろ教えてもらいました。
トラムの定期券の買い方や携帯電話(プリペイド)の申し込み方法。
日本人の髪質に合うシャンプーの選び方などw
おかげでフランス生活のスタートをけっこうスムーズに始めることができました。感謝感謝☆
気持ちをわかってくれる
全然聞き取れないフランス語、聞き取れても自分の意見をうまくフランス語にできないはがゆさ、
恋しい日本食。。。
日本人は同じポイントでつまずきます。
一度、授業中に内容がわからなすぎて、自分のできなさに悔しくて半泣きになっていたことがありました。
そんな私の様子に気づいてくれたのか?放課後、日本人のクラスメイトが近くのアイス屋さんに誘ってくれました。
大丈夫?という直接的な言葉ではなく、
「ほんとあの先生何言ってるかわからないよね~明日、わかりません~って大きい声で言ってみようよ笑」
と明るく笑いとばしてくれたのです。
自分だけが苦しいんじゃないんだ、と気持ちがスーッと軽くなったのを覚えています。
日本人が多いことのデメリット
語学力が伸びない
これはよく言われていますよね。日本人が多いクラスだと上達しないということ。
日本人のフランス語は日本人にとって理解しやすいです。
ただ、他のヨーロッパ系や欧米の生徒が話すフランス語になるとちんぷんかんぷん。
日本人は文法に忠実に話そうとしてなかなか発言しませんが、欧米系は間違いがあってもどんどん発言する。
実際私が最初に入ったクラスにいたスイス人は、授業中話す話す。
先生に質問の嵐で、私達日本人や韓国人が入る隙間がないほどでした。
ただ、今となってはそれぐらい積極的に行かないと語学って上達できないんだろうなと思います。
事実、彼は2週間ほどで中級クラスへレベルアップしていましたから。
日本人以外の友達がなかなかできない
これはアジア人の特徴だと思うのですが、日本人は日本人と、または国が近い韓国人と一緒にいることが多いです。
食べるものも似ているし、アイドルの話なんかも盛り上がるんですよね。
でも考えてみてください。フランスにいるんですよ??
せっかくだったら他の国の生徒さんと話して、いろんな国の文化や知らなかった価値観を知りたくないですか?
日本人が多いクラスにいても外国人の友達を作ろう
海外の語学学校にいるんだから外国人の友達を作りたい!
クラスメイトがほぼ日本人だから無理かな。。。
そんなことはありませんよ~例えば、
ランチタイムに話しかける 難易度☆☆☆
12時になると全クラス一斉にランチタイムが始まります!
Tours Langueに食堂はなかったのですが、給湯室みたいな部屋があってそこに冷蔵庫やコーヒーマシン、
ちょっとしたスナックを売っているマシンがあります。
お昼になるとみんな冷蔵庫にそれぞれのランチを取りにきて、レンジで温めたり、お湯をわかしてスープを作る人も。
レンジが2台だったので、激混みするのですが、
その待ち時間?こそが交流のチャンス☆
最初は全く話せないので、こんにちは~とか簡単な自己紹介しかできませんでしたが顔なじみになってくると
今日はどんな授業してたの?とか、そのランチは自分で作ったの?とか、お菓子食べる?とか。
徐々に交流できるようになりました。各国の食べ物のや習慣が垣間見れて楽しいですよ☆
最初は自分はA2クラスだからB1.B2の人からすると全然話せないって思われてるのかな・・とか。
話しかけてもこっちの語学力がなさすぎて会話続かない・・・とか思ってました。
でも怖気づく必要はありません!!なぜなら全員「フランス語を学ぶ為に学校に来ている」からです。
レベルが下のクラスの子は上のクラスの子と話すと刺激になってもっと勉強しようと思えるし、
レベルが上のクラスの子は下のクラスの子と話すと教えることで自分の上達に繋がります。
つまりはWin-Winの関係ですね!
放課後のアクティビティで仲良くなる 難易度☆☆
週2.3回ほど、放課後にアクティビティが催されました。
その週のはじめに掲示板に張り出されるので、参加希望者は名前を記入して予約します。
トゥールは古城がたくさんあるので、先生が車を出してツアーに連れて行ってくれましたよ。(オススメ☆)
近くの公園でフットサルやバスケなどのスポーツアクティビティもありました。
チーム戦をすると必然的に話す機会が増えますし、一致団結するから自然と仲良くなれました。
自分から話しかけるのが苦手な人は、まずは学校のアクティビティを利用して他クラスの生徒と交流してみるといいですよ!
ルームメイトと仲良くなる 難易度☆
これは自分のホームステイ先に他のルームメイトがいれば、の話なので当たり外れはあります。
一家庭に2~3人の学生を受け入れているところは多かったので十分可能性はあります。
私は幸運にもスイス人の女の子と1ヶ月間同じホームステイ先だったので、通学からランチ、放課後となるべく彼女といるようにしてました。
おかげで学校でも、家でもフランス語を話す機会がぐっと増えましたね!
まとめ
日本人がクラスに多いメリット・デメリットそれぞれを知っていただけましたか?
何も日本人が少ない=語学が上達する、充実した留学になるということではないんですね。
全ては自分しだいです。
日本では知り合えない人と友達になれるチャンスが語学学校には転がっています。
ぜひ積極的に声をかけて、勇気がなければ学校のアクティビティを大いに活用してみてください。
そしてフランス語に疲れてきたり、悩みがあれば日本人の友達と日本語で話しましょう。
日本人ばかりで群れているとよくないと聞き、日本人を毛嫌いする日本人をたまに見かけました。
一理あるとは思いますが、追い詰めすぎるとストレスが溜まってしまいますよ。
基本はフランス語、時々は日本語、で心のバランスも保ちながらいきましょう!
息抜きを忘れずに~☆
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